おにくの日記

意味のない考えに意味を持たす場所

クリスマスの憂鬱

f:id:oni_ku_nio:20201225192647p:image

メリークリスマスおにくです

当日より前日の方が盛り上がるイベント、みなさんいかがお過ごしでしょうか

 

クリスマスはいくつになってもドキドキしますよね

 

私の場合は、幼少期の思い出が色濃く残っているからだと思います

 

忘れもしません、あれは小学2年生のクリスマス

 

 

 

クリスマスは毎年新しいゲームが手に入る一大イベント、楽しみで夜しか寝れません

 

何を頼むかは半年ほど前から熟考するのですが、クリスマスの1か月前にとあるゲームが発売します

 

そう、任天堂DSです

 

任天堂初のダブルスクリーンかつタッチパネルという画期的な構造、発売当初から遊べるソフトの豊富さ

 

喉から手が出るほど欲しい

 

半年間練り込んだ計画を大幅修正してサンタに打診します

 

しかし、結果はNO

 

サンタの意思と交信できる母に冷酷に言い放たれます

 

しかし、私(8歳)は諦めません

兄に相談に行きます

 

任天堂DSが欲しいと相談したところ、兄も同じことを考えていました

 

生粋のゲーム好き

血は争えません

 

勉強、掃除にお手伝い、その他考えうる全ての交渉材料を提げて母にお願いに行きます

 

母は、「2人でDS1つとソフト1つ」という条件を出してきました、プレゼントの合体技です

 

これには兄も私も手放しで喜びました

 

そして来る、クリスマス当日

 

我が家では、家に飾ってあるクリスマスツリーの下にプレゼントが置かれます

サンタも中々粋なことしていきます

 

急いでラッピングを剥がし、DSとの初対面

 

メタリックのイカしたボディ、第一印象でこいつとは気が合うとわかりました

 

私は任天堂DSと歩むこれからの人生に胸を躍らせます

 

しかし、キラキラした眼差しでDSを見つめていたのは私だけではありません

 

ここからが悲劇の始まりでした

 

まずは兄がDSを手に取りとり電源をつけます

 

幼心でも「年功序列」を何となく理解していました

 

羨ましい気持ちをぐっと堪えて横で見守ります

 

ソフトは64版のリメイク、新要素が豊富な「スーパーマリオDS」

 

2つの画面でマリオが躍動します

 

羨ましい

 

結局、クリスマス当日は兄が一日中プレイして終わりました

 

早くやりたい気持ちはありましたが、自分が兄の立場でも一日中手放せないだろう

 

そう言い聞かせて眠りに着きました

 

しかし次の日、そのまた次の日になっても私の番が回ってきません

 

結局、私が満足にプレイ出来たのは兄がゲームに飽きてからでした

 

あの頃の苦悩や葛藤も今となってはいい思い出です

 

歳を重ねてもキラキラしていた初心を忘れずに、大切な人とクリスマスを祝っていきたいと思います

 

 

 

 

 

 

 

そういえばここ最近うちにサンタが来ていません、みなさんはどうですか?

 

もし見かけたら、おにくは車が欲しいそうだと伝えてください

 

おにく